4月29日(月・祝)に川商ホール第一ホールにて、第37回定期演奏会を開催いたします。全日本吹奏楽コンクール課題曲をはじめ、「とこしえの声~いまここに立つ母の姿~」(樽屋雅徳)、交響組曲「鬼滅の刃」無限列車編をお送りします。

 

 ◆入場料 一般:1000円(当日1200円)

      学生:500円(当日700円)

      小学生以下:無料

 ♪13:00開場 ♪14:00開演

 

 ◆指揮 東  久照(常任指揮者)

     久木山武尊


今回の見どころ


とこしえの声

~今ここに立つ母の姿~

太平洋戦争末期、窮地に追い込まれた日本軍が行った『特攻戦法』。それは、飛行機に片道分の燃料と爆薬だけを積み、戦死を前提に敵艦へ突撃するという世界でも類を見ない戦法でした。あまりに惨く、衝撃的なこの戦争は、後世に語り継がれるものとなりました。

 

一度は自分の目でその歴史に触れたいと思い、鹿児島県知覧にある特攻平和会館を訪れると、設立者が日本中を訪ねて集めた戦死者の遺影や遺品が並んでいました。

若い兵士たちが無邪気に微笑む写真や、愛する家族や恋人への遺書を目の当たりにした時、若い少年たちをこんなにも惨い戦争で失った言葉にすることもできない悲しみ、憤りを感じました。

その中でも、母への感謝と、自分が先に命を絶つことを許してほしいという想いを綴った遺書が多く、ひときわ目にとまりました。

死にたくないという心の叫びが隠れているように感じました。

少年たちの『不本意』ながらも覚悟を決めて戦地に旅立つ複雑な心境、そんなわが子を思う『母の思い』、突撃直前に少年たちは大切な『母への思い』をきっともう一度思い出したのでは....と思い浮かべながら作曲しました。

母親が多くの家庭で家族の中心にいるあたたかな存在であることをイメージして、テーマはピアノの鍵盤でちょうど中央に位置するファとミの音をたった二音ですがモチーフにしメロディーを作り始めました。そのフレーズが発展して曲に登場します。

タイトル「とこしえの声」は、この戦争がずっと忘れられることなく後世に語り継がれるよう、そして永遠の平和を願い建てられた『とこしえに』という銅像より、平和の願いをこめてつけています。(樽屋雅徳)

Foster music ホームページ(https://www.fostermusic.jp/products/detail/8900)より


第34回定期演奏会(2021年)で演奏しました『交響組曲「鬼滅の刃」』からはや3年、YouTubeで大変ご好評いただきましたため、今年も鬼滅の刃を光と音で皆様にお届けいたします。

今回取り上げますのは、『交響組曲「鬼滅の刃」無限列車編』です。J.S.B.吹奏楽団の定期演奏会でしか体験することのできない、光と吹奏楽のコラボレーションを是非お楽しみに!


あなたの投票で曲が決まる⁉

今回の定期演奏会では、皆様の投票によって3rdステージの曲目を決定します!Instagram、Googleフォームを利用して投票を行います。ぜひご参加ください。

 

※投票は終了しました。ご協力いただきました皆様ありがとうございました。